2008年 08月 26日
くだんのごとし |
8月24日、怪談の宴〜第2部〜怪談の鉄人というイベントに行き、
こちらを購入して参りました〜!ジャ〜ン!『件(くだん)』フィギュアです。 『件(くだん)』とは…
古くから日本各地で知られる妖怪。
「件」の文字通り、半人半牛の姿をした怪物として知られている。
その姿は、古くは牛の体と人間の顔の怪物であるとするが、
第二次世界大戦ごろから人間の体と牛の頭部を持つとする説も現れた。
幕末頃に最も広まった伝承では、牛から生まれ、人間の言葉を話すとされている。
生まれて数日で死ぬが、その間に作物の豊凶や流行病、旱魃、戦争など
重大なことに関して様々な予言をし、それは間違いなく起こる、とされている。
また件の絵姿は厄除招福の護符になると言う。
別の伝承では、必ず当たる予言をするが予言してたちどころに死ぬ、とする話もある。
また歴史に残る大凶事の前兆として生まれ、数々の予言をし、凶事が終われば死ぬ、と
する説もある。また、雄の件の予言は必ず当たるが、雌の件がその予言の回避方法を
教えてくれるなどの異説がある。
江戸時代から昭和まで、西日本を中心に日本各地で一種の都市伝説として
様々な目撃談がある。
(ウィキペディアより)
この『件(くだん)』フィギュアは、
去年だったかおととしだったかに、作家の木原浩勝先生が手に入れられた剥製を
フィギュア化したものです。 ワタシが『件(くだん)』の存在を知ったのは、
「日本沈没」でおなじみの小松左京先生の小説『くだんのはは』。
これは戦争末期の時代、家を失った少年が自分ちに元いた家政婦さんの口ききで
あるお屋敷にお世話になることから物語は始まります。 あたりを見回せば空襲の被害がひどいにもかかわらず、全く被害を受けていないお屋敷…。
戦争中なのに着物をきている“おばさん”こと女主人…。
洗面器に入れたドロドロしたもの運んでは、
沢山の血だらけの包帯を持ち帰ってくる家政婦…。
近づいてはいけない、ときつく言われている2階…。 それらの謎は、戦争終結がきっかけとなって明らかになります。
日本の勝利を信じていた少年の絶望感と悲しみからくる行動によって…。
ネタバレになりますが、この小説で描かれているのは
頭が牛で体が人間(女の子)の『件(くだん)』です。
額からは二本の角がはえ、鼻がとびだし、顔には茶色の剛毛が生え、
目には草食獣のやさしい悲しみをたたえ---(小説から引用)
ワタシはこの「目には草食獣のやさしい悲しみをたたえ」というフレーズが
ものすごく好きで、「くだんのはは」は何度も読み返してしまう
大好きな小説です。
だから、ワタシの中で『件(くだん)』というと、
頭が牛で体は人間なんですが、実際はこのフィギュアみたいに
頭が人間で体は牛なんですねぇ。ちょっと残念…。
「くだんのはは」バージョンのフィギュアもあればいいのに…。
寝起きでボケボケのフクスケさんにも紹介してみました。
せっかく危険をかえりみず断崖絶壁(カゴのフチ)をのぼったのに… フクちゃんってば、外に出てきてくれてるし… しかも、くだんちゃんのことなんて眼中にないし… みんなに冷たくされたくだんちゃん。
憤慨して文句をたれまくりやがりました。 イベント会場では、いろんな妖怪があったのですが、
「幽」という雑誌のイベントだったので、書籍販売が多かったように思います。 ワタシは、妖怪ステッカーと サイン入りDVDを購入。サインは誰のサインかよくわからんのですが、
このシリーズは全部揃えているやつなので、どうせどこかで買うんだからと
購入しました。うへへ
あ、イベント自体の感想を書いてないわ…。
いや、おもしろかったです。
怪談本で活躍されている先生が4名こられていて、おひとりずつ怪談を披露する
ってイベントだったんですが、ワタシが好きな先生が2名も来られてて、
ちょっと遠くからでしたが生で拝見できたし、話も文章にした時とは違った
おもしろさがありました。
しかし、「ん〜これはいかがなものか?」と思ったのは、
京極夏彦先生による怪談の朗読です。
オープニングで、雑誌で募集した怪談3話を朗読されたのですが、
朗読自体はアナウンサーも顔負けなくらい素晴らしく、怪談の内容も
悪くはない(上から目線ですみません)のですが、なんせ3話、3話ですよ。
長いわっ!
これはイベント自体の時間も考えれば1話で十分だと思いました。
あと、気になったのは、この朗読タイムの時の関係者による写真撮影のシャッター音。
仕事なのはわかるけど、京極先生ひとりがぽつ〜んと立ってるシーンを
なぜにそれほどバシャバシャ言わして何枚も撮る必要があるのか?
ワタシが座っていた位置で気になった位だから、たぶんもっと後ろとか壁側の人たちは
相当うるさかったんじゃないかと思います。
静かなシーンで撮影するんだから、カメラマンだったら、音が静かなカメラ持ってこいよ!
こちらを購入して参りました〜!ジャ〜ン!『件(くだん)』フィギュアです。
古くから日本各地で知られる妖怪。
「件」の文字通り、半人半牛の姿をした怪物として知られている。
その姿は、古くは牛の体と人間の顔の怪物であるとするが、
第二次世界大戦ごろから人間の体と牛の頭部を持つとする説も現れた。
幕末頃に最も広まった伝承では、牛から生まれ、人間の言葉を話すとされている。
生まれて数日で死ぬが、その間に作物の豊凶や流行病、旱魃、戦争など
重大なことに関して様々な予言をし、それは間違いなく起こる、とされている。
また件の絵姿は厄除招福の護符になると言う。
別の伝承では、必ず当たる予言をするが予言してたちどころに死ぬ、とする話もある。
また歴史に残る大凶事の前兆として生まれ、数々の予言をし、凶事が終われば死ぬ、と
する説もある。また、雄の件の予言は必ず当たるが、雌の件がその予言の回避方法を
教えてくれるなどの異説がある。
江戸時代から昭和まで、西日本を中心に日本各地で一種の都市伝説として
様々な目撃談がある。
(ウィキペディアより)
去年だったかおととしだったかに、作家の木原浩勝先生が手に入れられた剥製を
フィギュア化したものです。
「日本沈没」でおなじみの小松左京先生の小説『くだんのはは』。
これは戦争末期の時代、家を失った少年が自分ちに元いた家政婦さんの口ききで
あるお屋敷にお世話になることから物語は始まります。
戦争中なのに着物をきている“おばさん”こと女主人…。
洗面器に入れたドロドロしたもの運んでは、
沢山の血だらけの包帯を持ち帰ってくる家政婦…。
近づいてはいけない、ときつく言われている2階…。
日本の勝利を信じていた少年の絶望感と悲しみからくる行動によって…。
ネタバレになりますが、この小説で描かれているのは
頭が牛で体が人間(女の子)の『件(くだん)』です。
額からは二本の角がはえ、鼻がとびだし、顔には茶色の剛毛が生え、
目には草食獣のやさしい悲しみをたたえ---(小説から引用)
ワタシはこの「目には草食獣のやさしい悲しみをたたえ」というフレーズが
ものすごく好きで、「くだんのはは」は何度も読み返してしまう
大好きな小説です。
だから、ワタシの中で『件(くだん)』というと、
頭が牛で体は人間なんですが、実際はこのフィギュアみたいに
頭が人間で体は牛なんですねぇ。ちょっと残念…。
「くだんのはは」バージョンのフィギュアもあればいいのに…。
寝起きでボケボケのフクスケさんにも紹介してみました。
憤慨して文句をたれまくりやがりました。
「幽」という雑誌のイベントだったので、書籍販売が多かったように思います。
このシリーズは全部揃えているやつなので、どうせどこかで買うんだからと
購入しました。うへへ
あ、イベント自体の感想を書いてないわ…。
いや、おもしろかったです。
怪談本で活躍されている先生が4名こられていて、おひとりずつ怪談を披露する
ってイベントだったんですが、ワタシが好きな先生が2名も来られてて、
ちょっと遠くからでしたが生で拝見できたし、話も文章にした時とは違った
おもしろさがありました。
しかし、「ん〜これはいかがなものか?」と思ったのは、
京極夏彦先生による怪談の朗読です。
オープニングで、雑誌で募集した怪談3話を朗読されたのですが、
朗読自体はアナウンサーも顔負けなくらい素晴らしく、怪談の内容も
悪くはない(上から目線ですみません)のですが、なんせ3話、3話ですよ。
長いわっ!
これはイベント自体の時間も考えれば1話で十分だと思いました。
あと、気になったのは、この朗読タイムの時の関係者による写真撮影のシャッター音。
仕事なのはわかるけど、京極先生ひとりがぽつ〜んと立ってるシーンを
なぜにそれほどバシャバシャ言わして何枚も撮る必要があるのか?
ワタシが座っていた位置で気になった位だから、たぶんもっと後ろとか壁側の人たちは
相当うるさかったんじゃないかと思います。
静かなシーンで撮影するんだから、カメラマンだったら、音が静かなカメラ持ってこいよ!
by torazombie
| 2008-08-26 14:34
| 雑記