2008年 04月 19日
コロク玉とフクスケ玉 |
ある日、電車に乗っていたねえちゃんは、見知らぬおじいさんに席を譲ってあげました。
するとおじいさんは、ねえちゃんにとっても感謝し、
「何かお礼をせねばなりませぬ」と言うのです。ねえちゃんは
「いやいや、目上の方を敬うのは、日本帝国の者なら当たり前のこと。礼にはおよびませぬぞ」と
断ったのですが、おじいさんは「礼をする」といって引き下がりません。
仕方なく「それでは遠慮なく…」と言うと、おじいさんは2つの毛玉をねえちゃんの
手のひらにのせ、「これに水とゴハンを与えなされ。そうすれば、きっとアナタを幸せにしてくれますぞ」といって立ち去りました。
ねえちゃんは、おじいさんの言った通り2つの毛玉にお水とゴハンを毎日毎日あげました。
すると、 と、毛玉がしゃべるようになったではありませんか!?
ねえちゃんはたいそう驚きましたが、それでも毎日毎日お水とゴハンをあげ、大事に大事に育てました。
その2つの毛玉はみるみるうちに大きくなり フクスケさんと コロクさんになったのですよ。(ここでしばし遠い目)
大きくなった2つの毛玉はね、眠い時には同じような顔をするので兄弟なのだな〜とわかったわけです。 これがコロクさんとフクスケさんが、ねえちゃんの息子さん達になった始まりです。
いや…ウソだ。す、すまない…
でもね、フクちゃん、ひとつだけ本当のことがあるよ。
ねえちゃんはとっても幸せだ。
するとおじいさんは、ねえちゃんにとっても感謝し、
「何かお礼をせねばなりませぬ」と言うのです。ねえちゃんは
「いやいや、目上の方を敬うのは、日本帝国の者なら当たり前のこと。礼にはおよびませぬぞ」と
断ったのですが、おじいさんは「礼をする」といって引き下がりません。
仕方なく「それでは遠慮なく…」と言うと、おじいさんは2つの毛玉をねえちゃんの
手のひらにのせ、「これに水とゴハンを与えなされ。そうすれば、きっとアナタを幸せにしてくれますぞ」といって立ち去りました。
ねえちゃんは、おじいさんの言った通り2つの毛玉にお水とゴハンを毎日毎日あげました。
すると、
ねえちゃんはたいそう驚きましたが、それでも毎日毎日お水とゴハンをあげ、大事に大事に育てました。
その2つの毛玉はみるみるうちに大きくなり
大きくなった2つの毛玉はね、眠い時には同じような顔をするので兄弟なのだな〜とわかったわけです。
いや…ウソだ。す、すまない…
ねえちゃんはとっても幸せだ。
by torazombie
| 2008-04-19 23:31
| コロクとフクスケ